ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。みなさんは台北にある迪化街という場所をご存知でしょうか。孤独のグルメを通じて知った方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
さてこの迪化街、最近は観光化が進みどんどんオシャレになっていってる台北の中でもおすまし観光地なのですが、年に一度だけ熱くなる瞬間があります。
それが今回紹介する『迪化街年貨大街』というイベントです。今回はその迪化街年貨大街へ実際に行ってみたので現地の様子を紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
迪化街年貨大街とは?

簡単に言うと台湾の歳の市で、正月休み中に食べる保存が効く食べ物、お正月に使う飾り、夜市で売られているような食べ物などを売るお店が迪化街エリアに集結するイベントです。
開催時期は基本的に旧正月の新年を迎える前の約2週間に渡って開催されています。旧正月の新年の日付は西暦に直すと毎年変わるので、例として2025年の迪化街年貨大街の開催期間を紹介すると、1/11~1/27に開催されていました(新年初日が1/28)。
ちなみに普段の迪化街も正月用の飾りだったり、漢方や乾き物を売っている場所で有名です。最近は迪化街の古い街並みと調和した小粋な雑貨屋やリノベーションカフェなども多く立ち並ぶエリアとなっていて、個人的には台北で好きな場所のひとつです。
迪化街年貨大街の様子を紹介

さてさてメインの通りに入っていきましょう。ご覧の通り人がひじょーーーに多いです。しかもこの日は台北の冬にしては珍しく天気が良く、特別人が多かったと思います。

プチ宝くじみたいなやつ。

普段は見ないとても大きな鍋でタピオカを煮詰める様子。

これはパッションフルーツです。日本人的には赤ネットに入っている茶色い食べ物は栗に見えてしまいますね。

ドイツのソーセージなら分かるけど、德國豬腳(ドイツの豚足)ってなんだろう。

拷問セットみたいな場所で焼かれるお肉とソーセージ達。台湾では『原住民烤肉』と呼ばれている料理です。

台湾では滅多に見かけないローストビーフかな。

イカの串焼きの使用済み串を使って生成されたオブジェのようなもの。何も考えずここまで完成されたものを造形することが出来るのだろうか。

店頭いっぱいに並んだスルメイカ。

あまりにイカくさいの一時避難。通りから少し外れて遠巻きに見ると人の量はこんな感じです。あの場所へ戻っていく勇気が出ない。

再びメインの通りに戻りまして、こちらはドライベジ・ドライフルーツです。フルーツは結構砂糖がまぶしてあるので食べ過ぎは禁物ですが、野菜はおそらく揚げてないので健康的。日本と比べるとこういうドライものはめちゃくちゃ安くて美味しいです。

お菓子の量り売り。時々日本のお菓子も混ざっています。

包装のゴミはその場に道に捨てる! この雑多な感じも旧正月前の雰囲気を形成する一要素なんでしょう(後から清掃が入るので大丈夫です)。

こちらはグミの量り売り。身体に悪そうな色とりどりのグミ大好きです。僕が日本に住んでいた頃はスウィートファクトリーという海外のお菓子を量り売りしているお店でよくこういったグミを買っていました。

食べ物が続いたのでここで台湾美女をインサート。ファンとその推しメンの写真撮影みたいな構図になっていますが2人ともれっきとした販売員さんです。

もちろんイケメン販売員もいます。

通りが交差する地点が近づくにつれ徐々に大衆の歩みがゆっくりになり、ついには動けなくなり立ち往生してしまった状態。

照明が良い感じに散って雰囲気◯。

最後に台湾美女をもう一枚。振り返ってみれば顔採用があると確信できるくらい、迪化街年貨大街では美男美女の販売員さんをよく見かけました。
最後に

以上、台北の迪化街で年に一度行われる年貨大街の紹介でした。
僕は普段人混みはあまり好きではないんですが、折角台湾にいるのでメジャーなイベントは抑えておきたいということで行ってみましたが、販売員のノリとかも良いので、引きこもりな僕でも楽しめました。のでお祭り好きな人は絶対楽しいと思います。
最後に少し迪化街の歴史に触れると、迪化街と呼ばれるこの一帯は、かつては台北では最も早く商店が現れたエリアで、商業の中心地だったそうです。
(たくさんの説明を省略)後から廃れていくことになりますが、当時の様子を知らない人でもこの『迪化街年貨大街』を訪れることで、栄えていた当時の熱気のようなものを感じることができる、そんな気がしました。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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