ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。さて台北にある故宮博物院といえば台湾の中ではかなり有名な観光スポットのひとつですが、先日人生で2回目となる故宮博物院へ行って参りました。
僕が1回目に訪れた時は週末で院内は他の客で溢れていて、あまりゆっくり参観することができなかったのですが、今回数年ぶりに再び訪れじっくりと中を見ることができました。
今回は台北の故宮博物院の行き方や帰り方、入場料や白菜の場所などを紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
故宮博物院とは?
台湾にある博物館であり、かつて中国(になる前の王朝)が所持していた美術品などが約60万点収蔵されている世界でも最大級の博物館です。
元々所蔵の美術品は今の北京がある場所にあったのですが、日本の侵略や国内の内戦などの影響により場所を転々としまして、最終的に台湾にあるこの故宮博物院に根ざす形となりました。
故宮博物院へのアクセス方法(MRT・バス利用)
まずはMRTに乗って劍潭駅まで行きます。士林夜市へ行く時に降りる駅と同じ駅なので降りたことがある人もいるかと思います。駅に到着したら1番出口から出ます。
駅を出てすぐ左の歩道にUターンすると故宮博物院に向かうバスを含めたバスがやってくるバス停が並ぶ場所があります。
紅30路線のバスに乗車します。こちらのバスは下車時に運賃を払いますので、乗車時は何もせずそのままバスに乗りこんで大丈夫です。
台湾のバスの乗り方についての解説
劍潭駅から大体40〜50分ほどバスに乗り、『外雙溪(至善)』というバス停に到着したら下車しましょう。
万が一バス停の名前を見逃してしまっても平日も多くの人が訪れる場所なので、他の乗客がたくさん降りる場所で同じように降りれば問題ありません。(多分)
下車時に悠遊カードで支払いをしまして運賃は7元(約31円)でした。直前に悠遊カードを使ってMRTに乗るとバスの運賃は割引になりします。ちなみにバスのひと区間の本来の基本料金は15元(約67円)です。
時間を節約して効率よく回るならツアー参加もおすすめ
上記のように乗り慣れない海外で自分でバスに乗り時間をかけて行く旅行も楽しいですが、もし旅行時間が限られている場合は台北の有名観光スポットを効率良く回ることができるツアー参加もおすすめです。
故宮博物院の入場料
チケットの種類 | 料金 |
---|---|
一般 | 350元(約1,575円) |
団体 | 320元(約1,440円) ※10人以上のグループ |
割引 | 150元(約675円) ※国際学生証や中華民国外僑永久居留證の所持者など/td> |
割引 | 75元(約675円) ※中華民国(台湾)国籍の65歳以上の方 |
無料 | ※18歳以下の方 |
中華民国(台湾)の国籍を持っている方は、金曜日・土曜日の18:30〜21:00の時間帯、もしくは65歳以上ならば平日は身分証明書を提示することで、無料で参観することが出来ます。
その他最新の詳しい料金体系については故宮博物院のチケット料金ページをご確認ください。
参観の流れ(チケットの買い方から入場まで)
- バスから降りた後、地下1階の『入口』から建物に入る
- 1階に上がり『舊票處』でチケットを購入する
- 同じく1階の『入口』からチケットを見せて入場
また現在は事前にチケットを買わなくても悠遊カードなどのICカードを利用して入場できるようです。料金は普通に一般チケットを購入した場合と同様で350元(約1,575円)です。
白菜(翠玉白菜)や角煮(肉形石)はどこ?
故宮博物館といえばやはり白菜(翠玉白菜)や角煮(肉形石)が有名だと思います。それらを見たい方は3階の西館302展示室へ真っ先にダッシュしましょう。
しかしながら彼らは人気者なので出張してることも多いです。白菜は日本に来たこともありますし、2015年には嘉義に國立故宮博物院南部院區がオープンしたので、今後も席を外す機会が増えることが予想されます。現に今回僕が行った時は2つとも不在でした。
基本的には台北の故宮博物院に鎮座していますが、この2つをどうしても見たい場合は参観前に故宮博物院の公式サイトで彼らの動向をチェックしてから行きましょう。
個人的なその他の見どころ
- 【106展示室】 象牙透彫雲龍文套球
拘りが詰め込まれた「高いところから落としたらどういう風に割れるんだろう…」という好奇心を抑えられない球状の作品。 - 【308展示室】 翠玉屏風
翠玉を掘って作った熊のような男性6人がかりじゃないと運べないくらい重そうな屏風。
故宮博物館を日本語ガイド付きでじっくり堪能したい方はこちら
- 故宮博物館の入場チケット付き
- 日本語が堪能なガイド付きで、しっかり見て回ることができる
- 参加者ひとりにつき一つの音声ガイド使用
参観時の注意点
- リュックやバックパックを身につけての入場は不可
リュックやバックパックを背負っている場合は、1階右側にあるロッカーに入れてから入場します。ショルダーバッグやトートバッグの持ち込みは問題ありません。 - 一度出て再入場する場合
展示エリアの出口にいる人から手の甲へスタンプを押して貰いましょう。そのスタンプが再入場の際必要になります。
故宮博物院からの帰り
帰り道は行きと同じくバスで帰るのが一番簡単です。故宮博物院に来た時に下車した場所で行きと同じ紅30路線のバスに乗ります。
バスに乗りMRT劍潭駅へ帰る場合は『士林市場(銘博會館)』というバス停で下車しましょう。そのまま士林夜市に行く場合もこちらのバス停で降りると近いです。
帰りの運賃はバスのひと区間の基本料金通り15元(約67円)でした。
故宮博物院からMRT「劍潭」駅(士林夜市)方面に向かうバスの時刻表
バスの本数はそこそこ多く、8時から19時までの間なら平日は30〜40分刻み、土日祝日は10〜15分刻みくらいのペースでバスがやってきます。
施設情報
国立故宮博物院
台北市士林区至善路二段221號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/日曜日〜木曜日 08:30〜18:30、金曜日・土曜日 08:30〜21:00
定休日/なし
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。