1. 愛の力で自然と上達? 語学学習において外国人の恋人がいる時のアドバンテージを冷静に考えてみる

2016.11.132018.09.03 Update

愛の力で自然と上達? 語学学習において外国人の恋人がいる時のアドバンテージを冷静に考えてみる

まずはじめに言っておきたいのは、多くの人が思い込んでいる事で“外国人の恋人がいる人は自然にその恋人の母国語の能力が上達する”という誤解があります。

僕は現在外国人として台湾に住んでおり、そういった環境も手伝って周りには何組か国際カップル・夫婦もいたりします。

ですがその自分の国籍と異なる伴侶がいる方々を見てみると、必ずしもお互いがお互いの国の言語に堪能ではないこともあります。むしろ付き合い始めた時点で意思疎通が充分に取れる共通言語がある場合は、逆に難しくなるようにも感じます。

外国人の恋人がいる人に会うと「外国人の恋人がいるのに喋れないの?」「外国人の恋人がいるから喋れるんだね。」等の感想を抱く人もいるかもしれませんが、基本的に外国人の恋人が存在するだけでは自分の語学能力にほとんど影響しません。

では語学学習において恋人が外国人であることのアドバンテージは無いのでしょうか?決してそういうわけではありません。

相手ではなく本人の努力次第という点は間違っていませんが、語学学習においてその学びたい言語のネイティブスピーカーが恋人である優位性は確かに存在します。今回はそれがどういった点なのかを具体的に考えてみました。どうぞご覧ください。

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語学学習においる外国人の恋人がいる時のアドバンテージ3つ

  1. 喋り慣れやすい
  2. 単語や生活に必要な事を質問しやすい
  3. 自分とネイティブの“違い”に気付くことができる

01.喋り慣れやすい

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結局のところ言語は机上で勉強してインプットを行った後、学びの場以外でも使う回数を増やしていかないと上達もクソもありません。人前で自分の能力を晒さない限り、周りの人はアドバイスも出来ませんし客観的な自分のレベルを測ることも不可能です。

実際、恥ずかしがったり怖がったりして全く言葉に出さない人はあんまり上手にはなりません。逆に下手でも積極的に勉強中の言語をガシガシ使う人はどんどん伸びていきます。

でもやっぱり人の前で外国語を使うのってちょっと照れますよね。僕もかつて語学学校へ1年間通って中国語を勉強した経験がありますが、最初はドキドキしながら未熟な中国語を皆の前で披露したものです。

しかし、その話す相手が信頼出来る上に全てをさらけ出せる恋人ならリラックスして話ができますよね。そういった相手がいる環境を活用しない手はありません。とにかく話しかけてみましょう。

最初のうちは下手だろうが何だろうがとにかくその言語で物事を考え、話す力がつくことが大事です。それをずっと続けていればやがてその言語で話すことが自然になり、母国語が使えないのも苦ではなくなっていきます。

02.単語や生活に必要な事を質問しやすい

文字の装飾が施された建物

文法や類似語の違いについての説明は、我々日本人が「は」と「が」の違いを瞬時に明確に説明できないように、相手が教えることを専業としたプロではなく、その他の事に従事する方であれば例え母国語であっても文法等の解説をするのは難しいです。

ですが単語であれば、「『〇〇』は〇〇語で何て言うの?」という質問さえ出来ればその場で聞くことができます。

日常会話が出来ることを目標にしている場合ですが、会話の中で頻繁に使用する文法はそう多くはなく、限られてきます。それよりも単語をたくさん知っている方が重要だと感じることがあります。

質問した単語をしっかり復習して分からない言葉がどんどん減っていけば、それに従って会話もスムーズに出来るようになっていきます。

また、もし貴方が相手の国で生活しているならば、病気になって病院へ行く、髪を切りに美容院へ行くなどなど日常生活で必ず通過しなくてはいけないことも出てくるでしょう。

そういった時、自分の疑問点を解消するのを手伝ってくれたり、現地の人ならではの意見を聞くこともできます。これにより海外で何か新しいことに取り組む時のハードルが下がります。それによって新しい体験を通して新しい言葉を学ぶ機会を得ることができます。

03.自分とネイティブの“違い”に気付くことができる

淡水河沿いのカフェで語り合うカップル

語学学校などで使う教科書に載っていることは確かに正しいですが、必ずしも学校で習った事がその国の日常の中でそのまま使われているとは限りません。

言葉は生き物ですので、日常会話をしていれば時代に合わせて進化した言い回しも出てきます。そしてそれは今その言葉を使って生きている生身の人間からでないと学ぶことが出来ません。

当然、生きた教材とも言える人が身近にいる人はいない人に比べて語学学習をする上では圧倒的に有利です。

ちょっとした会話の中で「現地の人はこういった言い回しをするのか〜」など、より自然な言葉の使い方を発見することができますし、発音・声調を重視する中国語でしたら「なんか相手と自分の発声の仕方がちょっと違うかも?」など、ネイティブと比較しやすい環境があるので自分で気付いて修正することも出来ます。

まとめ 外国人の恋人がいても受け身の姿勢のままでは上達しないが、使ったり気づきを得る機会が増えるので努力次第で上達スピードが早くなる

国際カップルは他の人から見ると、恋人がその言語のネイティブの場合「あ〜色々手取り足取り教えてくれるし、そりゃ相手の国の言語も上手い(上手くなる)よね。」と思われがちですが、実際は相手がよっぽどお節介だったり、自ら教えを請わない限りは教えてくれることはありません。

結局一方的に教わっても大体の場合は実になりませんし、かといって何もせずに受け身の姿勢のままで過ごして、ある日突然脳が切り替わってスラスラ理解出来るようになるなんてことも普通の人では絶対起きないので、言語の能力が上達するかどうかはやっぱり自分の努力次第です。

ただ外国人の恋人がいない人に比べ、いる人は上に挙げたようなアドバンテージがあり、外国語学習環境を有効活用することが出来るので、上達スピードを早めることも可能です。

あと最後に、僕達日本人が話す日本語がそうであるように、当然外国語も話す人によって色々な声色や言葉遣いがありますので、“外国人の恋人”に拘らず色々な人と会話をして多角的に学ぶことは忘れないでください。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年間働いた後、台湾で1年間中国語留学、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点にフリーランスとして生活しています。

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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年間働いた後、台湾で1年間中国語留学、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点にフリーランスとして生活しています。

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