ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。中国語の勉強って本当に難しいですよね。
仕事で必要になった方、将来に役立てたい方、趣味で覚えたくなった方、中国語を学び始めるのには様々な理由があると思います。
さぁ勉強しようとなったらどうやって勉強するかって話になりますね。もちろん「中国語を使って何をしたいか?」にもよりますがどういった勉強法が最適なのでしょうか。
僕は台湾人と会話できるようになりたいという目的を持ってから、「日本で中国語を独学」と「台湾の語学センターで中国語を勉強」という2つの環境で、中国語を勉強することをちょうど7ヶ月ずつくらい経験しました。
そこで今回はその2つの環境で中国語を勉強した時に自分が感じた、それぞれメリットを挙げてみたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
「日本で中国語を独学」のメリット

住み慣れた環境で勉強ができる
日本で勉強すれば住む場所も今ある仕事や学校も離れずに済むので、これがメリットとしては一番大きいですね。環境をガラッと変えて新しい何かを始める時はそれに伴い何かを捨てることが必要になります。
僕も何かを犠牲にすることに対しては当然ながらとても抵抗があったので、日本に住んでた頃は出来れば住み慣れた日本で勉強し続けて中国語が上手くなったらいいなって思ってました。
無論本気でやれば可能かもしれませんが、僕の場合は最終的に伸びしろの限界を感じ、更にはいつもの場所でいつもの仕事を黙々とする日々を送ることに面白さを感じなくなってしまったので、仕事を辞め引っ越しをして後ろ盾は何もない状態まで自分を追い込んでしまったわけですが…。
自分のペースで勉強を進められる
日本人は学校や会社で嫌になるほど経験しますが、毎日毎日決められた時間に決められた場所に行くって結構キツイですよね。義務感を感じ始めると最初は興味を持って取り組んでいたこともいつの間にか情熱を失いかねません。
自分なりの勉強方法を持っていて、自分で目標を立ててコツコツと進められる方にとっては、時間を選ばない独学は有効な方法と言えます。
やり方によっては無料で勉強できる
勉強の方法に関しては中国語教室に通うか教材などを買ってきて自分で進めていく方法があるかと思いますが、いずれもお金が掛かります。
ただ今はインターネットさえあればサイトやアプリなどで無料で中国語を勉強できる方法がいくらでもありますので、それらを利用するのもひとつの手です。下記の記事でその一例を紹介しておりますので良かったらご覧ください。
日本に住んでいる台湾人も多いので日本に居ながら台湾人と交流もできる
日本に留学している台湾人の友人によると、日本で生活している台湾人は台湾人同士で頻繁に遊びに行ったりしているので、そこに混ぜて貰えるようになれば日本にいながらプチ台湾体験が可能ということです。
言語交換相手を探すところから始め、そこを切り口に中国語が身近にあるのが当たり前の環境に持っていけるのが理想的ですね。僕は日本に居た頃出来なかったんですけど飛び込む勇気と関係を構築できる力のある人なら可能だと思います。
「台湾の語学センターで中国語を勉強」のメリット

毎日中国語と向き合うことになるので成長が早い
ご飯を食べたり物を買ったり何をやるにしても基本的には中国語でやりとりを行います。というかやらなくてはいけないわけですね。生きることに直結することって自分に必ず必要なことなので、なりふり構わず必死になってきたらそこが最初の一歩です。
あとは間違ってもいいからがむしゃらに中国語を使って生活します。間違えて間違えて覚えていきます。成功のコツは失敗です。
ありとあらゆる場所で中国語を聞く機会がある
台湾人はとにかく喋るのが大好きなので、電車(MRT)に乗ってもレストランに行ってもとにかくどこでもワイワイガヤガヤです。
台湾で数ヶ月生活すると最初は「ピャピャピャ!」としか聞こえなかった台湾人達の会話が、何て言ってるか分からなくてもスピードだけはそのうち耳が追いつきます。
日本に住み続けていたら一生かかっても出来ないかもしれない「耳をつくる」ということが数ヶ月あれば出来るようになる可能性があるわけです。
正しい声調・発音が身に付きやすい
中国語習得におけるひとつの壁となるのが「声調」と「発音」ですね。僕もいまだに酷いですが最初の頃よりはだいぶマシになってます。(と思いたい。)
台湾でしばらく生活を続け普段からずっとネイティブの中国語を聞いてると、自分の口から出た音が間違っていると違和感を抱くようになります。
あと学校に通ってれば先生が間違えて喋った時にちゃんと教えてくれます。
遠慮なく間違えることができる
僕たちは外国人で外国語を学んでいるので当然間違えます。そういう時は当然先生が正しい中国語を教えてくれます。安心して間違えましょう。
台湾師範大学の場合、大体の先生は習った単語を使って例文を作るという宿題を出すのですが、翌日に自分が考えた例文を先生が正しい文章に修正して返してくれます。
僕はこの環境を活用しない手はないなと思い、日常で必ず使う自己紹介に関することや仕事に使えそうなフレーズ、女の子を口説く言葉ばっかり書いて提出してます。先生ごめんなさい。けど添削してくれた内容は凄く役立ちました。
適度な緊張感の中で勉強できる
語学センターに通い授業に出れば、ただ先生が皆の前で単語や文法の説明を喋り続けるだけの内容ではありません。当然自分たちもやらなくてはいけない課題が出ます。
課題は提出状況や内容によって成績が決まるだけのものなので、僕のような目的を持った人間は成績=課題はそこまで気にしなくても良いことかもしれませんが、他の学生たちと足並みを揃えてひとつのことに取り組むと結構楽しいです。
課題の中には日本にいたら考えたこともない興味深いテーマもあり、今一度自分の考えをまとめる機会にもなります。
成績のことはありますが「自分を成長させるための何をやるべきか?」を誰かに指示してもらうだけで若干のプレッシャーが生まれ、よりいっそう学習効率を高めてくれます。
他の国の文化や人の雰囲気も同時に知ることができる
日本で普通に生活していれば外国人が身近にいる環境はなかなかないと思うのですが、海外にある語学センターに通うと当然世界各国から人が集まっているので、いきなりグローバルな環境に突入することになります。
語学センター登校初日、今まで周りにいた人と顔も体つきも全く違うクラスメイト達と顔を合わせた瞬間のドキドキは今でも忘れません。
そういった環境の中で他の国からやってきた学生との交流を通し、台湾以外の国の魅力に目覚めていく学生も多いです。ありきたりな表現をすると視野が広がります。僕も英語圏の学生とコミュニケーションをしていて、英語が出来たらもっと楽しいだろうなぁと何度思ったか分かりません。
ちなみに台湾にきて別の国の人たちと知り合ってことがきっかけで近いうちに必ず行こうと思った国はインドネシア、タイ、フィリピンです。いい人多いです(可愛い子も多い)。
最後に
以上が僕の考える環境ごとの中国語学習のメリットです。
内容や長所を比較して自分に合ったものをお選びください。とか言って無難にまとめたいところですが、ここを見ている人はきっと既に台湾での中国語留学に興味を持たれている方だと思います。
成長率で言えば「台湾の語学センターで中国語を勉強」した方が圧倒的に有利です。ただ「海外で長期間生活する」という決断は、皆が皆そう簡単にできることではありません。
ですが約60〜80万(台湾師範大学に1年間通った場合の学費)払えば、色々な人と話せる可能性が広がるツールが手に入る時代になりました。奨学金などの制度もあります。
また、LCCなどの登場で海外へのアクセスは、国内で新幹線に乗るくらいまで安くなり、国外へ行くことは増々身近なことになっています。
改めて自分の人生にとって何が最重要なのかを考えた上で、最適な場所での勉強方法を選択いただけたらと思います。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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