ども、台湾の台北市に住んでいるナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台北駅の地下は「地下迷宮」という二つ名を持っていて、台北MRT、桃園MRT、新幹線、台湾鉄道等の各種交通機関に接続する地下通路、駐車場、地下街などの施設を内包し、歩き慣れていない人にとっては把握が難しい構造になっています。
台北駅周辺と各地下街、各種交通機関の位置を示した地図はこちら
今回はそんな台北駅の地下をよく歩いている僕が、台北駅の地下にある代表的な地下街4つがどんな雰囲気なのか紹介していきたいと思います。それではご覧ください。
目次
01. 東森廣場K區地下街 [K区]
東森廣場K區地下街は「東森購物」が経営権を獲得し、2023年の10月にオープンした地下街です。
台湾鉄道や新幹線、台北MRT・桃園機場MRT、そしてこの後紹介するZ区など各施設に隣接する位置にあります。
インダストリアル風の空間デザイン。成田空港の第3ターミナルを思い出します。
飲食なども可能な休憩エリアが広く取られているので、近くのお店でテイクアウトしたものをゆっくり食べる場所としても活用できそうです。
ダンスの練習ができる鏡張りのエリアもあったり。
お店に関しては僕が訪れた時はまだ出店が決まっていない区画もちらほら見かけました。
現状は海外のアパレルブランドのショップが中心のようです。
飲食店も多少あります。
02. 中山地下街 [R区]
次は台北駅から中山駅を経由し雙連駅まで伸びている地下街「中山地下街 [R区]」。台北旅行にいらした方なら一度は通ったことがあるのではないでしょうか。
台北駅〜中山駅間はファッション、雑貨、グルメのお店が多く並びます。
日系の床屋さんQB HOUSEが2軒ある地下街です。僕もたまにお世話になっています。
中山駅手前にある定期的に変わるアート・写真作品等を展示しているギャラリーを兼ねた通路。
中山駅の改札周辺は日本旅行の巨大な広告が貼られているのをよく見かけます。
この地下街は中山駅から雙連駅に続く道の途中で「中山地下書街」というエリアになり雰囲気が一変します。ここから先は誠品書店が運営。
急にオシャレなお店が増えていきます。
随所に細かい拘りが見られますね。
中山地下書街を抜けると、雙連駅手前に吹き抜けの空間があります。ここの1階部分は壁が鏡張りになっているのでダンスの練習などに活用されています。
03. 台北地下街 [Y区]
3番目は僕が一番足を運んでいて、過去にこのブログでも取り上げたお店がいくつかある「台北地下街 [Y区]」です。
台北駅から北門駅までを結ぶ全長825mの、規模・店舗数ともに台北では一番の地下街です。
台北地下街 [Y区]はざっくり分けるとファッション、ホビー、レストランで構成されていますが、雰囲気は秋葉原駅周辺や中野ブロードウェイの台北版だと思っていただいて間違いありません。
台北駅側から入ってすぐの所にある広場にはステージがあり時々パフォーマンスが行われています。日本からアイドルが来ていたこともありました。
チャイナドレス、馬褂などの唐裝が購入できるお店。
ミリタリーショップ。
ホビー・おもちゃ・フィギュア・ゲームなどのショップが豊富です。
他の地下街にも少し設置されていますが、台北地下街 [Y区]は特にガチャポンが多いです。販売価格は日本よりやや高め。
各種データカードダスマシン。そういえば日本の友人が台湾へアイカツ遠征をしたいと言っていました。
台湾のアニメ九藏喵窩に登場するキャラクターとコラボレーションしたポスターをよく見かけますが、こういったキャラクターは日本のアスキーアート文化などから影響を受けている気がしないでもありません。
北門駅方面に向かって奥まで進むと雰囲気が変わりインドネシア系のレストラン等が軒を連ねはじめます。
この辺りは週末になると地上の台北駅周辺と同じように、台湾に住む台湾人以外の方々が集まるので台湾らしからぬ雰囲気になったりします。
日本の特産展も行われています。
台北地下街 [Y区]にあるお店を紹介した記事
04. 站前地下街 [Z区]
最後に紹介する「站前地下街 [Z区]」は先に紹介した3つの地下街と比べると雑多な印象を受けます。
庶民的な生活用品・雑貨を売っているお店が多いです。
お土産屋も外国人観光客向けというよりは台湾人向けっぽい気がします。
昔の中山地下街 [R区]にあったような雰囲気の本屋さん。
客家花布のバッグのお店。
宝くじ。
占いもあります。
参拝グッズを販売するお店。
1〜2人で楽しめるカラオケボックス。人通りが少ないので穴場かもしれません。
奥には食事ができる場所も少しあります。僕はこの臭豆腐鍋のお店が結構好きです。
最後に
以上、台北駅の地下にある代表的な地下街4つの紹介でした。
地下街はショッピングや飲食の利用はもちろん、ベンチが多く設置されているので休憩したり、雨や強い日差しを避けて目的地周辺に出ることも可能です。
またこれら地下街の通路は桃園MRT駅にも続いているので、桃園空港から帰国する前の最後の暇つぶしの場としても利用できます。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。