ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾で生活していると時々日本語を使用したアイテムを見かけることがありますが、こういった台湾にある日本語アイテムって日本人の僕から見ると非常に新鮮で、一周回って格好良く見えるのでつい欲しくなっちゃうんですよね。
というわけで今回は僕が最近見つけた日本語を使用した斬新なデザインの靴下を売る無人靴下ショップを紹介したいと思います。それではご覧ください。
目次
無人靴下ショップの場所
今回紹介する無人靴下ショップは、台北MRT「西門町」駅の1番出口から出て徒歩5分ほど歩いたところにある萬年商業大樓の3階にあります。
ちなみにこの萬年商業大樓、その昔は一棟丸々アンダーグラウンド感が漂うビルだったそうです。
少年隊や光GENJIなどの男性アイドルが日本のお茶の間を騒がせていた1980年代、台湾に住む台湾人のファン達は足繁くこのビルに通い、お店の店長に耳打ちして店頭には並んでいない日本のアイドルの海賊版カセットテープなどを購入していたとか。
現在も萬年商業大樓は当時の系譜をやんわり継ぎ、雰囲気をこじんまりした中野ブロードウェイのように変え、主にファッションや玩具、サブカルチャーグッズを販売する店舗がひしめく場所となっています。
無人靴下ショップの様子
お店に仕切りはなく萬年商業大樓の3階の通路を歩いていると無数の靴下が掛けられたエリアが突然現れます。こちらが無人靴下ショップ。店名は「L.S.D studio」です。
この靴下ショップに並ぶ靴下の特徴は、冒頭でも紹介しましたが日本人から見るとデザインがとにかく斬新な点です。
何年か前に日本発のデザイナーズブランドSASQUATCHfabrix.(サスクワァッチファブリックス)が漢字の靴下等を出しましたが、こちらのお店に並ぶ一部の靴下はそれらに劣らない格好良さ。
もっとやさしく。
睡眠壓力。
全員悪人。
無人靴下ショップでの商品購入方法
こちらのお店はご覧の通り店員さんがいません。店員さんに干渉されることなくじっくり商品を眺めることができますが、いざ並んでいる商品が欲しいとなった時、商品の代金を渡す相手がいないということでもあります。さてどうしましょうか。
実は購入方法はシンプルで、購入する靴下が決まったらお店の中央にある「老闆不在自己投錢」と書かれた黒い箱に商品の代金を入れ、お目当ての靴下をクリップから外して持ち帰ります。(靴下を留めているクリップを持ち帰るのは禁止。)
日本の田舎で見たことがあるような無人販売システムを採用していますね。今後は電子マネーにも対応してくれるといいなぁ。
代金は靴下の購入数に応じて変動し、例えば1双だと130元(約572円)、2双買うと250元(約1,100円)になり10元引きになります。
また4双買う場合は1双プレゼントになり、合計5双が500元(約2,200円)になり、実質1双100元(約360円)で購入できます。
実際に購入した靴下
こちらでお店で僕が実際に購入した靴下を紹介します。
大富大貴
こちらは中国語の成語ですが、パンツの裾から覗く力強い文字がお気に入りです。
ライアライアー
「もう信じられないやなんてスッパイんだ〜」という高い歌声が聞こえてきそう。
最後に
以上、日本語を使用した斬新デザインの靴下が購入できる、西門町の萬年商業大樓にある無人靴下ショップの紹介でした。
一応オンラインショップもありますが、実店舗も潰れてほしくないので僕はこれからも通い続けます。みなさんも是非行ってみてください。
店舗情報
L.S.D STUDIO 潮襪専売無人誠実商店
108台北市萬華區西寧南路70號33號(萬年商業大樓3F)地図(Googleマップ)で見る
営業時間/13:00〜22:00
定休日/なし
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。