1. 台湾人男性のファッションはなぜダサいのか考えてみる

2018.08.12

台湾人男性のファッションはなぜダサいのか考えてみる

ども、台湾在住で唯一の分かりやすい消費趣味が洋服購入のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

日本人の海外旅行先として人気上位に入る台湾ですが、オシャレ感度が高く他人の見た目にも敏感な日本人の皆さんが、もし台湾に来る機会があり街を歩く台湾人を見たらきっとこう思う人が多いのではないでしょうか。

「台湾人男性のファッションに対しての意識どうなってる?」

僭越ながら台湾人のファッションについて意見を言わせてもらうと、僕が初めて台湾に来た時に比べ最近の台湾人女性は服や髪型、化粧に気を遣う人が増え本当にオシャレになりました。ただ台湾人男性に関しては正直あまり変化が見られません。

そこで今回は台湾に住む日本人の僕が「台湾人男性のファッションはなぜダサいのか?」を真面目に考えてみました。どうぞご覧ください。

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目次

「ダサい」の定義

まず「ダサい」という感覚は非常に抽象的であり主観的なものなので、はじめにこの記事においての「ダサい」を定義します。

ここでは、何も考えずに自分の服や髪型を選択し、そのファッションが時代・トレンド・TPOとのミスマッチを起こしてしまっている状態を「ダサい」とします。

例えば1990年前後のバブル期に流行り、数年前にも再び流行った肩にニットやカーディガンを羽織る所謂『プロデューサー巻き』ファッションを、今日本の街で見かけたらきっと「ダサい」と感じるのではないでしょうか。

ただ石田純一さんのように自分の意志に基づいて何年、何十年とやり続けていたらオシャレ・ダサいのレイヤーを突き抜けて格好良く見えるわけです。

外国人から見る台湾人男性のファッション

台北MRTのホーム

次に上記定義を踏まえた上で台湾人男性のファッションについてざっくり説明していきます。

日本人の感覚からすると、台湾人男性は「寝起きでそのまま出てきたのかな?」と勘違いしてしまいそうな、スウェットorジャージ素材のハーフパンツにTシャツという組み合わせで外出しどこまでも行けてしまう人がとても多いです。(寒い日はこの装いにダウンジャケットを羽織る)

つまり台湾人男性のファッションは

  • その辺に転がっていた服を適当に身につけたように見える服装
  • 時と場所、場合に応じた服装の使い分けができていない

この2点が要因でダサいと感じてしまうのだと思います。

同じ国の台湾人女性の中でも、基本的に台湾人男性にはオシャレな人は存在せず、もしオシャレな台湾人男性がいたとしたら、その人は“金持ちの遊び人”か“ゲイ”という通説があるくらい、ファッションに気を遣っている台湾人男性はレアな存在なのです。

台湾人男性のファッションがダサい理由6つ

1. 他人への無関心さ

台湾の街を歩いていると気づくのですが、台湾では人とすれ違う時、日本のようにジロっと見られることは滅多にありません。

日本人は他人をまるで自分のことのように意識をしすぎているとも言えるのですが、台湾人は自分と関わりを持たない人間に対しては無関心の人が多く、良く言えば多様性を受け入れてくれます。

よっぽど変な格好をしてない限り好奇の目で見られることがなく、また台湾人男性達自身も関わりのない人をそういった目で見ることが少ないと考えられるので、“人から見られる”という視点で自分のファッションを見つめ直す機会が少ないのではないかと考えられます。

2. 気候・天気

台北駅前

冬は数週間ほど非常に寒い期間もありますが、やはり台湾は1年を通して見ると暑い日が多いです。

僕もこの暑い台湾で数年暮らしてみて実際に思うことですが、年中こう暑いと段々とファッションに気を遣う気持ちが奪われていきます。

更に空気もあまり良くないので雨が降っている時に外を歩けば、真っ黒な水が地面から洋服に跳ね上がり、一張羅は即台無しになります。

また通勤や遊び、ちょっとした足代わりにバイクに乗って頻繁にヘルメットを着用する関係で凝った髪型にも挑戦しにくいでしょう。

するとファッションを楽しむ文化が育ちにくく、機能性を重視した汚れても気にならない服を選ぶ傾向が強まるのは必然だと考えます。

3. オシャレの基準の違い

台湾は東アジアの国ですが、日本とは少し異なるベクトルで欧米の影響を受けていて、それがファッションにも反映されているのが伺えます。

「筋肉を鍛えて美しい肉体があれば白T×デニムでOK。あとは韓国ファッションの流行を少し取り入れるくらいが最高に格好良いと思ってますが何か?」

街を歩く台湾人男性からはこういった空気がビシビシ伝わってきます。つまり筋肉あってこそのファッションです。

ちなみにこんなトピックで記事を書いている僕も、先に服で見た目を取り繕うことに腐心するより、まずはベース(肉体)へ投資しようっていう考えには同意です。

4. 服屋に置いてあるメンズ服が格好悪い

台湾ユニクロメンズコーナー

台湾の服屋のメンズコーナーに入ってみると分かりますが、置いてある服やディスプレイがどうにも「ファッションを楽しもう」という気分にさせてくれないのです。

服のバリエーションも日本のメンズ服のラインナップと比べると単調に見えます。

同じファストファッションのお店でも日本と台湾では内容が結構異なっていて面白いので、興味がある方は台湾に来たらUNIQLOやZARA、H&M等に入ってみてください。

5. ファッションにかけるお金がもったいない

中には22,000元(約81,400円)の月収で働く人もいる台湾です。

その限られたお金の中でやりくりするとなると、生活するための優先度が低いファッションにお金をかけるぐらいなら自分の趣味や自分の好きなものを食べるためにお金をかけたいと思う人がいるのは当然でしょう。

逆に言えば日本人はオシャレかどうかはさておき、男女ともにファッションにお金をかけている人の割合が多いと言えます。

6. 美意識が育ちにくい環境

台北市の街並み

僕が台湾で暮らしてから数年経ち、まがりなりにも台湾の色々な部分を見てきた率直な感想ですが、特別な環境で育たない限り、おそらく台湾人が台湾に生まれ日常で触れていくものが、「美意識を育む」ことを難しくしているのではないかと考えています。

個人経営店の看板・メニュー、ちょっとした張り紙、歩道の状態、配線処理など細かいところを見ていけば気になる点は尽きませんが、至る場面で美しさとは距離を置いた状態になっているものが多く感じます。

もちろん中には素敵なものもありますが、最低限機能するかしないかだけを考えて場当たり的に用意されたように感じるものも多く、こういった環境はファッションにも影響を与えている遠因と考えます。

最後に

台湾人男性のファッションがダサい理由について色々偉そうに書いてみましたが、最初にも書いたように「ダサい」という感覚は非常に抽象的であり主観的なものです。

そもそも台湾人の中に日本人男性のファッションをダサい、時代遅れと感じている人も少なからずいるので、ファッションに対しての評価基準は環境・文化・背景などでいくらでも変わります。

今回は台湾に住むひとりの日本人男性の目線から、なぜ台湾人男性のファッションはダサいのかその背景や理由を掘り下げて考えてみたかったという話でした。

個人的には、台湾人男性は日本人と比べ平均身長も高く体格も良い人が多いのでポテンシャルは高いと思っていて、だからこそ現状の台湾人男性のファッションを楽しむ意欲の低さは少しもったいないと感じています。

ただ台湾人男子がオシャレになってしまったら、我々日本人男性の特徴? がひとつ失われてしまうことも意味しているので、いつまでも素朴で自然な台湾人男性の魅力も続いていってほしいなとも思っています。

※1元=3.7円で計算(2018年8月12日現在)

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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年働いた後、台湾で中国語を1年間勉強、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点に据えフリーランスとして生活してます。

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