ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾の老街と言えば台湾鉄道のローカル線である平渓線に乗って行くことができるスカイランタンでお馴染みの十分などが有名かと思います。
先日、その平渓線と並ぶ台湾鉄道ローカル線のひとつである内灣線に乗って「內灣老街」という場所へ行ってきました。
ということで今回は、新竹駅から台鉄で内灣駅へ行く方法と現地の様子を紹介していきます。どうぞご覧ください。
目次
新竹駅(新竹火車站)から內灣老街へのアクセス方法
公共の交通機関を使って內灣老街へ行く場合、台鉄に乗って內灣駅へ行く必要があります。
新竹駅から内灣駅の直通電車もありますが1日たった数本しかないので、はじめに新竹駅から竹中駅まで行き、內灣線に乗り換えて内灣駅へアクセスする方法が一般的です。
新竹駅から竹中駅へ行く
それではまず新竹駅から竹中駅を目指していきましょう。
台鉄の運賃の支払いは、従来の切符を購入する方式でも可能ですが、ICカードの方が簡単です。台湾旅行においては悠遊カードをはじめとしたICカードを必ず準備しておきましょう。
新竹駅から内灣駅までの運賃はICカードを使用すると38元(約158円)で、往復だと76元(約334円)です。
改札を通り抜けたら3番ホームへ向かいます。
乗り場がA/Bと分かれているので、開往(行き先)が「六家」と表示されている先に電車が来る側から乗ります。
車内は自由席です。ふかふかのシートにクリーム色の吊革、座席上部の棚が日本の電車を思い出させますね。
竹中駅から內灣駅へ行く
竹中駅に到着したら2番ホームから1番ホームのA側へ移動します。
次に来る電車は全て「內灣」行きなので、電車が来たらとりあえず乗りましょう。>
內灣線を走る車両の中はこんな雰囲気です。円状になっている仕切りや薄めのビニール製シートがローカル臭を醸してますね。
內灣駅に到着しました。新竹駅を出発してからここまでの所要時間は約1時間半です。
內灣老街の様子を写真で紹介
內灣老街の様子を写真とともに少しだけ紹介していきます。メインの通りはこのようにお店が両側に広がっています。ただし平日は営業していないお店も多いです。
內灣のある新竹はかつて大陸から客家人が多く移り住んだ地域のひとつなので、街中では名前に「客家」とつく看板をよく見かけます。
僕の住む台北では四角い黒糖ケーキが売られているのをよく見かけますが、ここ內灣老街で売られている丸い形状の黒糖ケーキは客家發糕とも呼ばれる客家料理の一種です。
鮮奶麻糬(ミルク餅)。ほんのり牛乳の味がするお餅なんですが、食感はかなり独特。內灣老街では結構有名らしいのでお越しの際は食べてみてもいいかもしれません。
內灣の小学校。この日は平日でしたが辺りはとても静かでした。
こちらは地方観光地あるあるの怪しげな博物館。
階段の上にある廟。內灣の地形は全体的にアップダウンが激しいです。
內灣は林業が盛んな場所だったので、かつての様子を保管するこういった木材や林業展示館などがありました。
端っこの方まで行くとよくある吊橋。
台北101前や高雄の愛河前を見ても分かるように、台湾人は「LOVE」っていう直球オブジェを置くの好きですよね。
內灣の不動産価格調査…。
街の外れにはゴーカート場が。何周できるか分かりませんでしたが1回200元(約880円)でした。
內灣に必要な散策時間ですが、規模はそこまで大きくないので多く見積もっても2時間あれば足ります。
內灣老街から新竹駅に帰る際の注意点
新竹への帰りは基本的に行きと逆を辿れば良いのですが、內灣駅から新竹方面へ行く電車は1時間に1本と本数が少ないので、事前に內灣駅の時刻表を確認してスケジュールを考えておくと安心です。
その他の行きと異なる点ですが、行きは竹中駅で反対側ホームに移動する必要がありましたが、帰りは反対側ホームへ移動する必要なく新竹駅行きの電車に乗ることができます。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。