ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾の風景を楽しむ観光地は、日本にある同ジャンルの観光地と比較すると見劣りするケースが多いのですが、今回紹介する『野柳地質公園』はおそらく台湾以外ではなかなか目にすることができない特別な場所でしょう。
そこで今回は台北駅からその野柳地質公園への行き方、そして園内の様子を写真で紹介していきたいと思います。
また最後に野柳地質公園へ行った場合のおすすめ観光コースもあわせて紹介しております。どうぞご覧ください。
目次
野柳地質公園とは?

一千万年に及ぶ地殻運動・海蝕・風蝕を受けて形成された独特な形状の岩などがある奇抜な景観を持つ公園です。こちら公園を含んだ全長約1,700mの野柳岬は「大自然の石彫芸術展」とも呼ばれているそうです。
開場時間
開場時間は基本的には8:00〜17:00(夏季は8:00〜18:00)です。ただ、天候などの影響により開園時間が変更になったり臨時休園になることもあるそうです。
入場料
120元(約600円)。学生は60元(約300円)です。
※掲載情報は変更になる可能性があります。最新情報は野柳地質公園の公式サイトからご確認ください。
台北駅から野柳地質公園へバスで行く方法
台北駅の東に「臺北車站(東三門)」という名前のバス乗り場があるので、そこから國光客運の1815のバスに乗りましょう。バスは10〜20分に1回の間隔でやって来ます。
バスの運賃は片道99元(約495円)です。バスチケットはすぐ近くにあるチケット売り場で購入可能です。もしくは悠遊カードなどのICカードでも支払い可能です

乗ること大体90分で到着します。次に停車するバス停が『野柳』になったら降車ボタンを押して下車します。
他の観光地とあわせて効率よく観光できるツアー参加もおすすめです
上記のように自分でバスに乗って行くとなるとそれなりに時間がかかる上、野柳地質公園は台北郊外にあるので野柳地質公園へ行っただけで1日が終わってしまうということもあり得ます。
慣れない海外で手探りの旅行も楽しいですが、旅行時間が限られている場合は野柳地質公園と同じ台湾北部にある九份などの有名観光スポットと合わせて、観光地を効率良く回ることができるツアーもおすすめです。
野柳地質公園を含む台湾北部の人気観光スポットを巡るツアーもおすすめ
- 九份、十分、野柳地質公園を1日で巡る日帰りツアー
- アクセスが便利な台北駅出発
- 交通機関に悩む必要なし。バスで各目的地へ直行
バス停『野柳』で降りたら

バスを降りて周囲を見渡すと写真のような野柳地質公園への案内があちこちにあるのでそれに従い進みましょう。

野柳地質公園内は食べ物を販売している場所が限られるため、一度園内に入ってしまうとほとんど食べ物を口にできなくなる可能性があります。
バス停から野柳地質公園へ向かう途中に何店か飲食店があるので腹ごしらえをしておいてもいいでしょう。

歩くこと大体10分、野柳地質公園の看板が見えてきます。

入場するために『舊票處』でチケットを購入します。

入場チケットは大人1枚120元(約600円)です。もし学生なら学生証を提示することで半額の60元(約300円)になります。
野柳地質公園の様子を写真で紹介

では野柳地質公園の中を見ていきましょう。と、その前に入口手前に野柳地質公園の見所や独特な形状の岩についての解説があります。こういった場所は知識があるのとないのじゃ楽しさが変わるので事前にさっと見ておくのをお勧めします。

同じくその付近にあるインフォメーションセンター内にはパンフレットがありますので、どこに何があるのか調べながら行きたい人は貰っておきましょう。

それっぽい何かが見えてきました。

これが自然のチカラ…!!このキノコ型の岩は園内に約180個あるそうです。

こちらは園内の目玉である『女王頭』です。ですが噂によると潮や風による侵食が進んで年々萎んでいってるそう。(その内折れるとも言われている)

“彼女”と一緒に記念撮影をするためには行列必須です。

女王頭は有名ってだけで特別感動するような形状をしているわけではありません。他にも色々な形の岩があるので見ていきましょう。

亀の甲羅みたいなやつ。

こちらは豹のような形の岩。これも自然に形成されたものです。

海中に未知の生物が潜んでいるかのよう。

自然の産物を保護するために園内のルールはそこそこ厳しいです。赤い線が引かれている先は立ち入り禁止区域。

先程の赤い線を超えたり、タバコを吸ったり、(キノコ型の岩に触れるなどの)自然物を破壊するような行為を行うとこの人達に怒られます。

自然の力、圧倒的です。光景ひとつひとつが自然に産まれたものとは思えないほど素晴らしい。

海に面しているため潮風が強いのですがその分空気が綺麗な気がします。

夕焼けも美しい。
帰りは『基隆夜市』に寄り道するのもおすすめ

帰りは行きで降りた『野柳』のバス停から再び國光客運の1815のバスに乗って普通に台北へ戻っても良いですが、比較的近くにもうひとつおすすめの観光地があります。
遊び場の選択肢は何箇所かありますが、僕がおすすめする次の行き先は『基隆夜市』です。野柳地質公園を出る頃に日が暮れ始めていたら時間的にもちょうど良いです。
同じ『野柳』のバス停から790(基隆行き)のバスに40分ほど乗って終点の『基隆轉運站』で降りれば、基隆夜市はすぐそこです。バスの運賃は悠遊カード利用で30元(約150円)。
基隆から台北へ帰る方法

基隆からの帰りは基隆轉運站から1813のバスに乗って帰りましょう。
また、バスに飽きた人はバスターミナルのすぐ近くに台湾鉄道の基隆駅があるので、電車でも台北駅まで帰ることができます。
切符売り場で切符を買って乗車してもいいですし、悠遊カードでも改札を通ることができます。運賃は區間・區間快なら62元(約310円)です。大体40分くらいで台北駅に到着します。
最後に
今回紹介しました野柳地質公園ですが、写真でご覧頂いた通り完全屋外の観光地なので、実際行かれる際は日焼け止めを塗ったり帽子を被ったり長袖を着るなど日焼け対策をした上で訪れましょう。(日傘は海辺に面しているため強風で亡き者にされる可能性が高いです。)
時期は台北観光のベストシーズンである10月〜11月あたりが狙い目です。日本の5,6月くらいの気温で雨も比較的少ないです。
あとは公的に保護しているとは言え自然が及ぼす影響力が高い場所なので、行ってみたい方は期限付きの芸術展という認識でなるべく早めに訪れることをおすすめします。
また、天候などの影響を受けて突然お休みになったり開放エリアが制限されることもございます。観光に行かれる際は必ず事前に野柳地質公園公式サイトで最新情報をチェックしてから向かいましょう。
施設情報
野柳地質公園
臺灣新北市萬里區野柳里港東路167-1號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/08:00〜17:00
定休日/なし ※天候などの影響により突然変更になる可能性もあります。
※1元=5円で計算(2025年11月19日現在)
野柳地質公園を含む台湾北部の人気観光スポットを巡るツアーもおすすめ
- 九份、十分、野柳地質公園を1日で巡る日帰りツアー
- アクセスが便利な台北駅出発
- 交通機関に悩む必要なし。バスで各目的地へ直行
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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