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中国語が好きになってきた。台湾師範大学で中国語を学んで8ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します

最近は台北もようやく涼しくなってきて、シャツ一枚で外に出ると気持ち良い気温になってきました。(涼しさに弱い台湾人は既にコートとかダウンとか着てるけどね!)

一般的には、今の時期の気温は日本人にとっては暑くもなく寒くもなく、雨が降ることも他の季節と比べると少ないので、台湾を観光するのに一番適した時期と言われています。僕もそう思いますので、皆さん台湾に遊びに来るなら今が狙い目ですよ。

それでは今月もいってまいりましょう。中国語に対しての見方が徐々に変わってきた8ヶ月目です。どうぞご覧ください。

中国語を教える語学センターの先生の話

台湾師範大学での授業風景

今学期の先生は思ってたより良かったです。宿題の多さと辛さは変わらないんですけど、それ以上に生徒のことを思ってくれている先生でした。

ある日、ひとりの学生が漏らした「最近中国語が伸び悩んでいる」という発言をきっかけに、その後なし崩し的に出てきた他の学生の中国語に関する悩みついて、先生がひたすら耳を傾けたり過去に受け持った生徒の例なんかを交えて話をしてくれました。

この話はその時やっていた授業のテーマには全く関係ないことで、結果的に本来の授業時間は30分ほど減ったんですがいつもやってる討論時間(自分の考えを話す練習時間)を省いたり、小テストをひとつ分減らしたりすることで対応していました。

人によっては「授業料払ってるんだからカリキュラム通りに授業進めてくれよ」と思う場面だったのかもしれませんが、学校で決められた授業内容に値することを学生たちの興味のある分野に置き換えて、中国語の能力を向上させる時間を作ったってことだから僕としては全然OKでした。いつもこういうスタイルだったらちょっと困りますが時々ならいいかなって。

授業の進め方は教科書通りにガチガチに進めるのは学生からすると言うまでもなく面白くありません。かといって脱線話にいつまでも付き合う先生も良くないと思うけど、学生にとって必要なことを臨機応変に取捨選択できて、別の部分でしっかりと補うことが出来る先生は尊敬できるなぁという話でした。

次学期はどうしよう?

台北のカフェ

本来の計画としては今学期の授業が終わって次の学期も授業を受けて、1年を持って中国語の学習と台湾生活に一区切りというつもりでしたが、最近「次学期はどうしよう」とか考え始めてしまいました。(その前に予定滞在期間の1年が経ったらどうしようって話もあるんですけどね。)

っていうのも最近学校で習うことが、台湾人の普段の会話ではあまり使わない言葉だったりすることや、「この単語や文法は、過去に習った◯◯とどういう違いがあるんですか?」と質問すると、「書面上でよく使われる言葉」や「正式な場面で使われる言葉」という返答を貰う機会が増えてきました。

過去に何度も書いてきましたが、僕は台湾に腰を据えて仕事をするつもりは今のところ無く、語学センターに通う本来の目的は台湾人と中国語で会話出来るようになることです。

このままこういう状況が続くと学校に通い続けるより、毎日台湾人のいる場所に行って中国語で会話したり、台湾文化や街に触れる自由な時間を増やした方が有意義なんじゃないかと考え始めています。

次学期も良い先生にあたれば良いのですが、教科書の読み合わせをするだけの内容だったら通う価値はほとんどありませんからねぇ。学費約10万円を払って3ヶ月分の時間を浪費するようなことはしたくないわけです。

一度出国して居留ビザを切って観光ビザで残り3ヶ月を過ごすか、学生として居留ビザをキープしたまま台湾に残って学校に通うかという選択ですが、またワーホリビザで(長期滞在できる状態で)台湾に戻ってくることもできるので、今のところは一応1年間学校で中国語を学ぶ方向で動いております。

そういや、学費を払って居留証を延長した後(学生ビザは学校に通うことを証明した後じゃないと滞在期間が延長出来ない)、新学期は学費を返してもらえるギリギリの期間だけ授業に出て、学費返してもらって学校を離れて居留証をちゃっかりキープする裏ワザはあり?

8ヶ月目にして中国語を好きになり始めた理由

雑貨屋さんに飾ってあったアートボード

自分でも驚きなんですが、3つのRを持つスペイン語とはまた違う、中国語の日本語にはない発音や声調の上げ下げがもたらす響きが最近無性に美しく感じるようになりどんどん中国語を好きになっています。

中国語学習者としては今頃こんなこと言ってちゃ手遅れなのかもしれないけど、おかげで最近は発音や声調を今まで以上に意識して会話するようになりました。(今までが疎かにしすぎていたってこともある。)

自分の口から発した中国語がとにかく伝われば楽しかった段階から、パターン化されてしまっている基本的な日常会話だけで満足してしまう段階を経て、言語自体に興味を持ちその言語が持つ独自の良さを噛みしめていけるようになったような気がします。

伝わる喜びも忘れちゃいけない大事なことですが、なんだかんだで足掛け8ヶ月。語学センター内だけで見れば既に中堅ゾーンに入ってるとと思うので、「あ~8ヶ月やってもこの程度なんだ。」って思われないように中国語学習に取り組んでいきたいです。

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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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