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新学期(2学期目)が始まりまして。台湾師範大学で中国語を学んで4ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します

3ヶ月毎に新しい学期に切り替わる師範大学では6月に入り新学期を迎えました。僕にとっては2学期目。1学期ごとに先生もクラスメイトも切り替わるので、新しい先生・新しいクラスメイトと你好です。

今回は中国語の上達度を少しおざなりにさせてもらい「新クラスはどう?」みたいなことを中心に書いていきたいと思います。つまりどのくらい中国語が上達できているのかちょっとモヤモヤしてきてるところなんですよね。

新しいクラスメイト

新しいクラスの教室

今回のクラスの国構成は、日本2人、韓国2人、パナマ1人の5人です。師範大学の語学センターの学生の国籍比を最小公約数で表現したかのようなクラスです。(パナマをその他の外国人とする。)

前のクラスの時、良い意味で授業中に何回も話題に出てきた待望の韓国人女子とついに同じクラスで勉強することになり(前のクラスは1人も韓国人女子はいなかった)、初日は前のクラスから持ち上がりで今回も一緒のパナマ人(男)と拳を突き合わせました。韓国人の女の子は綺麗です。

新しい先生

実は新しい先生には少し不満を感じております。2学期目ということで前期の先生という比較対象があり、自分の中でどうしても優劣を付けざるを得ないわけです。

前の先生は、教科書を吟味した上で自分なりに教える順番を考えて、僕達の習熟度を高めるための自作のPPTを用意し、例文を僕達が食いつきそうな話題に置き換えて作ったりと、絵も上手で表現力のある劇場型タイプの先生でした。

雑談から始まって、気が付いたら授業終わってたなんてこともよくあり、この先生のお陰で中国語の勉強が更に楽しくなったし、年齢差のあったクラスメイト達とも自然に仲良くなれたと思います。

それに対し今の先生は教科書通りに淡々と授業を進めていきます。滅多に立ち上がりませんしPPTも使いません。着座したままひと通り説明した後に例題を一人ずつに当てていき、僕達のジョークも綺麗に流します。笑

中学・高校でなんために勉強するのか分からなかったあの頃のような雰囲気があり、気が付いたらボケーッとしてることが多くなっています。中国語に対しての興味が徐々に薄れていってるようで怖いですね。

前の先生がほぼ最高に近い先生だったので、今の先生が台湾師範大学における平均的な先生なんだろうなぁと思っています。

今回はじめて意識したクラス変更

クラス変更申請用紙ボックス

先生に対してのちょっとした不満もあることから、結局実行には移しませんでしたが今回初めてクラス替え制度の利用を検討しました。

この制度は本来、割り当てられたクラスが自分にとって不都合がある場合(レベルが違う、時間帯の選択を誤った等)に、新学期が始まって2日目から1週間だけ、1つ上か下のレベル、もしくは同じレベルの別の時間帯といった、別のクラスに移ることが出来る制度です。

「クラス変更しよう!」と思った時にちょっと失敗したなぁと思ったことをひとつ。師範大学の語学センターで在校生は次学期の授業時間を選択する時、優先的に人気の高い時間帯(10:20~)を選べるようになっています。新入生はこの時間帯を選べません。

次学期の授業時間選択の時には、とりあえず人気の時間帯を選んでおけば、別のクラスに移動したくなった時、空きがある別のクラスに移れる可能性が増えるので、身動きが取れなくなるリスクを減らすことが出来ます。

今回僕の選んだ時間帯(14:20~)は、同じレベルのクラスが1つしかありませんでした(自分のクラス)。1つ前の時間帯(10:20~)は人が集まる枠なので同じレベルのクラスは2つありますが、既に教室に空きはありません。

ただ個人的には14:20~の時間帯がベストなんですよね。午前中に宿題・予習・復習をやったり、ゆっくり昼ご飯を食べてから登校できるし、例え前日夜遅くまで遊んだとしても昼まで寝ることだって可能です。

また、僕の場合は授業が終わる時間がちょうど夕方頃になるので、同じ年くらいの働いている友人とちょうどそのまま遊びにいける時間というメリットもあります。自分や友人の生活リズムを優先するか、学校での中国語学習環境を優先するかは悩みどころ。

中国語の上達度とか

台湾師範大学10階からの眺め

強いて言えば自分の言いたことを口に出せる速度が少し上がってきたような、頭で考えて口に出すまでのスパンが徐々に短くなってきている実感はあります。日本語の文法(動詞を最後に持ってきちゃうやつ)で喋ってしまうことも少し減りました。

台湾人の友人の「こっちで勉強して4ヶ月くらいでそこまで喋れれば大したもんだよ!」という言葉をたびたび頂いているので、それを励みに今後も精進していこうと思います。

ただ、文法や単語の習得度的にもある程度言いたいことは話せるようになってきたということもあり、少しずつ高みを目指す向上心というか中国語学習に対しての気持ちが若干マンネリ化という面も出てきました。

生活に慣れてきたので、今やっていることに加えて、新しい環境に飛び込んで新しいことを喋る必要性がありそうです。同じ場所に留まってるだけだと使ってる言葉も固定されてきますし、おそらくそれが次の段階への鍵かなーと。なんかサークル的なことでも始めてみようか。

ついでに日本語についても

八拾捌茶輪番所店内

学校には日本人の知り合いがいるので、顔を合わせれば二言三言日本語で会話をする機会も少なからずあって、文字量の少ない会話については問題ないんですが、長文でのやりとりが続く会話をさぁやれと言われると詰まることが出てきました。

それに気付いたのはあるきっかけです。最近ある程度日本語ができる言語交換相手を学校で知り合った日本人の友人に紹介してもらいまして、その方と「あるひとつのテーマで日本語or中国語だけで順番に語る」っていう、互いの言語の会話能力を高めるための勉強方法を行ってます。

その方と言語交換で会った時は、中国語で挨拶・雑談をした後にその時に話すテーマの説明を軽くしてトークタイムに入るわけですが、直前まで使ってた言語が中国語だとその後なかなか日本語が出てこない。

喋ってる内に段々と日本語での会話の仕方を思い出してくるんですが、自転車を10年ぶりに乗った気分になります。

母国語でさえこの状態なんですから、やっぱり中国語だって普段から喋ってないと身に付くわけがないということです。みなさま海外留学の際の母国語使用は程々に。

中国語の検定とか

自分の中国語の実力を定量的に図ることができる、中国語検定華語文能力測検(台湾の中国語検定)を受けることは検討中です。

僕が目的としている「実践で使えるか?」ということに直結するわけではありませんが、奨学金を申し込んだり台湾で仕事を探したりする際には、これらの目で見える実績は有利に働くでしょう。

奨学金を貰って学校に通い続けるか、(ビザを出してくれる会社に)就職すれば、台湾に滞在し続ける条件もクリア出来ます。

今後意識していきたいこと

西願本寺跡

一言で言えば「人が集まる新しい場所に行き、生活に変化をもたらす。」ってことですね。

1人遊びについては常にやりたいことがあるので、アレやろうコレやろうって増えていっているのですが、人が集まる場所は学校くらいしか行っていないので段々と使う言葉が限定されていき、言語の成長がゆるやかになることが容易に想像できます。

場所や環境が変わればそれに伴い必要性を感じる言葉も変わり、新しい言葉を覚えるきっかけとなるはずなので、今後はそういった新しい環境へ飛び込むことも少しずつ意識していきたいです。

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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。

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