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聴力に少し変化が出た気がする。台湾師範大学で中国語を学んで5ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

今月は休日にほぼ予定がなくてずっと家にいたわ、外は暑いわで1ヶ月の電気代が2ヶ月連続で6,000円を超えました。こりゃ日本でひとり暮らしをしていた時(2014年当時)より光熱費高いですね。

台湾の賃貸は水道代は家賃に含まれている場合が多いですが、1年を通して見るとクーラーを稼働させる期間が長いので、電気代だけは高くなりがちなことが分かりました。

7月度は予定が少なかった割には、この少々高い電気代のせいか1ヶ月の生活費が初の10万円に達しました。10万いくと日本より物価が安いとされている国で生活しているお得感が何となく薄れるのでなんとか9万前後で生活をキープしていきたいところです。

やはり台湾で生活費を突き詰めると、地方都市の台中・台南になるんでしょうか。台中のMRT早く開通しないかな。

さてさて、だんだん1ヶ月の総括代わりになってきている「台湾師範大学で中国語を学ぶとどれだけ上達するのか!?」シリーズの記事ですが、今月もどうぞご覧くださいませ。

目次

言語交換

師大夜市のかき氷

最近は学校で知り合った日本人の友人から紹介してもらった、日本語レベルがかなり高い台湾人と週1,2回で会って言語交換をしてます。とても真面目な方で、相手の提案で互いにテーマを出しあい中国語または日本語のみを使って討論することを主に行っています。

真面目な方と強調してみたのは、今まで会った言語交換相手は独学で初級程度の日本語力しかない方もいて、当然学校で数カ月勉強した自分とは多少差があり、こちらがひたすら中国語を喋って終わることも少なくなかった(話す練習になるから僕としては良い)ので、最近は「お。言語を交換してるなぁ。」と実感してます。

それにしても、言語交換における双方の学習に対してのモチベーションとレベルのバランスって難しいですねぇ。やる気だけある初心者同士だと確実に2人して何を話していいか路頭に迷いそうですし。

多分お互いに基礎が出来ていてお互い同じくらいのレベル、或いは差は少しだけってのが一番やりやすいんだろうなぁ。しかしそのレベルを判断する物差しは検定の有無くらいしかないのでしょうか。

さて、話を言語交換の内容に戻すと、この討論という形で自分の言いたいこと・考えていることをハッキリ口に出す。(相手もおすすめしてくれた通り)これがなかなか良いトレーニングになります。

最近は決して深くまでは切り込めないながらも、言いたいことを手持ちの中国語で大体伝えられるようになってきているので、今は少しゆっくり喋って細かい部分(発音・声調・文法)を互いに指摘し合って、より高みを目指すかたちでやっています。

って言うとちょっと聞こえ良い感じですが、実際は討論しながら相手の発した言語の誤りを指摘するのって、聞くことに必死になってしまって結構難しい。

相手からも「ちょっとでも発音や文法が間違ったらすぐ指摘してね。」と言われているのですが、物事を教える経験が有るわけでもないので、なかなかスマートにはいかないものです。

みなさんは外国人から「てにをは」の使い方を突っ込んで聞かれたら解説することができますか?

聴く力について

耶穌基督後期聖徒教会

週に1,2回は言語交換を含めた台湾人と中国語だけで長時間喋る機会をつくったり、家にいる間はひたすら中国語吹き替えのアニメをBGM代わりに聴き続けた成果が出てきたのか5ヶ月目にして少しずつ聴力の向上を感じています。

分からない単語はあるものの長めに喋られても、前後の文脈で何を言っているかなんとなく分かるようになり、「何を言ってるんだかさっぱり分からねぇ…」と考え込むことが減りました。

けど初めて話す人の第1声に対しては、まだ耳が慣れておらず「えっ?」と聞き返してしまうことが多いです。その人の声とか癖とか話し方に慣れてくると会話がしやすくなったりするので、やっぱりたくさんの人と喋って色々な声やクセを聞いたほうが良いですね。

あと、どちらかというと女性の声の方が聴き取りやすい気がします。中国語を学習している男性の皆さんのたくさんの台湾人女性と喋りたいその気持ちは分かります。分かりますが! 台湾人男性とも話をする機会もちゃんと設けましょう。

日本語を使った会話も、話す相手が初めて話すお爺ちゃんお婆ちゃんだったりすると、最初のうちは聞き取りづらかったりするのであの感じです。

話す力について

東門駅近くの市場

台湾人との会話においては相変わらず低空飛行を続けているわけですが、クラスメイトとの中国語での会話は授業中や放課後も一緒にいる時間が長いせいか、随分色々な話題で盛り上がれるようになったなぁと思います。

台風があった日にクラスのみんなでリビングの広い家に住んでいるクラスメイトの家に遊びに行ったことがありました。

所謂宅飲みのような雰囲気になり、年頃の男女が集まって酒が入れば恋話とかもするわけで、別の国で生まれ育った人の、テレビやネットでは手に入らない生の意見や価値観を聞けたのは貴重な体験でした。

数ヶ月前まで

  • 「元気?」→「元気」
  • 「どこ行くの?」→「家に帰る」
  • 「テストの準備はできてる?」→「うん」

みたいな村のNPCみたいな会話ばかりしていた日々が懐かしいですね。

僕のクラスには前学期からの持ち上がりで今学期も一緒のクラスメイトがいて、比較的長い時間を共にしているだけあって彼とは色々なことを話すのですが「俺達、最初に比べると突っ込んだことを話せるようになったな~。」ってよく言ってます。

相手がネイティブだろうがそうでなかろうが中国語能力の上達を実感する瞬間のひとつですね。

語学学校の話

師大敷地内

そういえば7月から台湾師範大学ではサマークラス(暑期班)が始まりました。

サマークラスとはなんぞやって話なのですが、台湾師範大学の語学センターでは僕のように1学期(3ヶ月)ずつ勉強するクラスもあれば、2ヶ月間の短期で勉強するクラスもあり、それがサマースクールに該当します。

僕はてっきりこのサマースクールは、担当の先生が専用クラスを用意し、申し込んだ学生を集めて授業をするものだと思っていたのですが、サマークラスを申し込んだ学生は単純に既存の空席のあるクラスに混ざる形になります。

僕達は既に6月から授業を開始していて、1ヶ月経過した後(7月時点)のクラスはクラス変更希望者を受け入れた後のクラスです。

当然人気のクラスは既に空席がなく、サマークラスから入学する人はどうしても余り物のクラスに入るような形になってしまうので、あまり質の高い学習ができないように感じました。

加えて既にクラスの雰囲気も出来上がっていたりもするので、基本的に皆暖かく迎え入れるものの、そこにいきなり入ってくるのはなかなか勇気が要ると思います。

つまり、スケジュールの都合もあるかとは思いますが、もし師範大学の語学センターで中国語を学ぶなら正式な節目で始まり3ヶ月フルで授業を受けられる学期から始めた方が、色々と恩恵が受けられて良いかなーと個人的には思います。

ちなみに今の僕のクラスには空きがあったため、サマークラスで入ってきた韓国人・イギリス人・インドネシア人の3名(全員女性)を迎え、現在は8人体制で授業を行っています。

「狭い教室に8人がひしめいていた前学期のクラスと違い、今学期は広々と席を使えて良いなぁ」と思っていたのですが、また教室が若干窮屈になってしまいました。授業中は教科書を見ながらメモを取ることもあるので、使えるスペースは広ければ広い方が良いです。

  1. 台湾師範大学で中国語を学んで2ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。

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