ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。初めての海外一人旅の行き先に台湾を選ぼうとしているアナタの背中を僕が押してみせましょう。
きっと「お前何者?」と思われると思いますが、自分と台湾との関わりを最初に説明しておくと、過去に台湾の一人旅を何度か経験し、今ではその台湾に住み着いてしまった台湾フリークのひとりです。
今回はそんな僕が初めての海外一人旅になぜ台湾がオススメなのかを具体的に紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
初めての一人海外旅行に台湾をオススメする理由8つ
01. 日本から近い
関東からなら片道約3時間で着いてしまうので、はるばる海外にやってきたぜ! という実感はあまりありませんが、物理的な距離の近さは魅力のひとつです。
距離が近いということは当然航空券代も比較的安いですし、下手すりゃ日帰り弾丸ツアーも組めちゃうくらい、思い立ったらパッと行ける場所にあるのが台湾です。
僕は台湾に住む前は2泊3日くらいで台湾旅行を楽しんでいたのですが、台湾人の友人に滞在期間を伝えると大体いつも「短くない? 足りるの?」とよく言われてました。だって物足りないと思えばまた気軽に来れちゃうぐらい近いですからね。
もはや僕にとっての台湾という場所は、東京から群馬に行くより遥かに近い存在です。
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02. 外国人に対して比較的フレンドリー
基本的にどこへ行っても台湾人は外国人に対しては親切です。観光地で明らかに道に迷っていれば声を掛けてくれることも多いし、お店での注文の仕方が分からなければ色々な手段を使ってコミュニケーションを図ろうとしてくれます。
過去に何カ国か旅行してきた経験上、店員さんとのコミュニケーションがスムーズにいかないと匙を投げられて何もできないこともあったりしましたが、台湾ではそれが滅多に起こりません。それどころか歓迎されることも多いです。
03. 治安が良い
僕と同じように台湾で中国語留学をしていたnackle氏の記事によると、台湾全体の10万人あたりの犯罪件数は大阪より圧倒的に低いそうですね。
データ上でも比較的安全であることが分かりますが、実際台湾は日本と同じように女性が1人で夜道を歩いていますし、明るい大通りなら危険な雰囲気はほとんど感じないので、女性もひとり旅をしやすい場所であると言えます。
また街中に防犯カメラが大量に設置されているので悪い気を起こそうものなら瞬く間に特定されてしまいますし、台湾の各メディアはニュースで対象が日本人でも実名や視聴者投稿映像をバンバン流すので、個人的には日本より犯罪抑制力は高いような気がします。
ただ、台湾は絶対安全だから気を抜いて良いということではなく、普段日本で行っている自己防衛も重要であることに変わりはありません。
04. 食べ物が美味しい
台湾の外食は毎日食べると身体に悪そうな食べ物が多いのは確かなのですが、旅行のお祭り気分で数日間食べるなら美味しい食べ物達が揃っています。
とまぁ僕があれこれ言って説明するより実際に来て食べもらった方が早いですね。
あとは食べたい物をちゃんと注文できるかという部分が鍵になると思うので、過去に書いた台湾の飲食店での注文方法を紹介しておきます。是非ご参考ください。
05. 無料インターネット(Wi-Fi)環境
1人海外旅のお供と言えばやはりスマホでしょう。食べるご飯や観光地の風景を撮影したり、地図を確認したり、電車の乗換えを調べたり、SNSへ投稿したり…。
といった具合に、もはや我々の第2ブレーンとして生活には欠かせないスマホですが、インターネットに繋がっているとより便利で、ひとりでも楽しめることは普段の生活でも充分ご理解頂いていると思います。
となると、日本のキャリアが提供している「海外パケットサービス」かなんかを利用した方がいいのかしらなんて思うかもしれませんが、ちょっとお待ちくださいませ! 台湾はそういった心配は無用です。
台湾に行く時は飛行機に乗ってスマホの機内モードにスイッチを入れたら、台湾に到着しても機内モードはそのままにしておいてください。そして代わりにWi-FiをONにしましょう。
台湾のホテルやカフェには大体無料のWi-Fi設備があり、外国人でも無料で使えるWi-Fiも街中にたくさん飛んでいます。これらを活用すれば通信費も大幅に節約できることでしょう。
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06. 適度な海外の雰囲気
「台湾ってほとんど日本と変わらないんでしょ? せっかく海外に行くならもっと全然違うところに行きたいなぁ。」という考えを持っている人もいます。
ソレ分かります、初めての海外旅行なら飛行場に降り立った瞬間から日本とは見た目から雰囲気まで何もかもが違う場所に行きたい!初めては大事!!
そう確かに台北などの都市部は日系のお店も多いですし、遠目から見るとほとんど日本の街並みと変わらなかったりするので、海外に来た感はほとんどありません。
けど個人的にはそういう所もまた魅力のひとつだと思います。ご存知の通り台湾は日本統治時代の影響もあり、当時の日本人の手によって開発された歴史と雰囲気のある場所も沢山あるので、僕は日本との共通点や相違点を探すのも楽しみのひとつだと考えています。
また旅の途中、不意に視界へ飛び込んでくる極彩色をまとった廟、外にキッチンがある飲食店、なぜか裸のおじいちゃんなどなど、様々な国の文化を吸収し取り込んで築いてきた台湾独自の文化が垣間見える瞬間があるでしょう。
07. 使われている文字がなんとなく理解できる
海外旅行における最大のネックと言えば言語の壁ですよね。当然台湾も外国なので、日本語ではなく中国語(台湾では台灣華語や中文、國語と呼ばれる)が共通の言語として使われています。
ん、そういえば我々が普段使っている日本語の「漢字」も元は中国語でした。ということは…
そうなんです、例えば「停車場」は日本語ではありませんが、この単語が何を指すのかは何となく想像できますよね。これは台湾で実際に使われている中国語です。(答え:駐車場)
こんな具合で台湾には日本人が見れば大体意味が分かる表記がたくさんあります。簡体字を用いる中国と違い、台湾では日本人が使う漢字に近い繁體字を使うので圧倒的に分かりやすいです。
以前の話ですが、韓国へ1人で旅行したことがあるのですが、空港から少し離れた場所から空港へ向かう際、目的地の駅や乗換駅を調べている時、僕は愕然としました。
韓国は数十年前に国が漢字を廃止して以来、大体の標識はハングル+英語なので何が書いてあるのか分からないことがあるんです。海外にいる時に知っている文字で構成された単語があるのと無いのでは、安心感が大きく変わることを実感したのを覚えています。
こうして中国語を勉強している今となっては、日本はその昔漢字という文字を捨てなくて本当に良かったなぁと思っています。英語圏の国の人たちと比べると、日本人は単語の意味を比較的短時間で覚えられますからね。漢字バンザイ。
08. 1人ぼっちにも優しい空気
昔日本が好きで日本にも何度か来たことがある台湾人の女性からこういう質問を受けたことありました。
「日本では若い女性が1人で外食をすることは滅多にないと聞いた。ほんと?」
その問いに対して僕は「ほんとだよ。ひとりでご飯を食べていると恋人やパートナー、友人がいなくて寂しそうに見られてしまうのが嫌な人はいるかもしれない。あと女性1人だと絡んでくる変な男性もたまにいるしね。」と答えました。
これを聞いた彼女は不思議そうに「けどお腹が減ったら恥ずかしいもどうしようもないでしょう。変なの。」という率直な感想を僕に言いました。
一連の会話から分かるように、台湾では若い女性が1人でレストランに入って1人でご飯を食べて出て行くというのはいたって普通の光景です。街中でもよっぽど目立つ格好をしていなければ、すれ違う人と目が合うことはありません。
台湾人は自分と関係のない他人に対しては過剰に干渉しない、寛容でさっぱりした性格を持っている印象があります。(ただし恋人や家族になるとまた違った一面が…)
ひとり旅 = やることの全てのことを1人で行うということなので、この他人を気にしすぎない雰囲気はぼっち旅行者とって気楽な環境だと思います。
最後に
以上が過去に何度も台湾を一人旅をしてきて、ついには住み始めてしまった自分が考える初めての一人海外旅行に台湾がおすすめな理由です。
よく他で取り上げられる台湾の良いところの例として、「親日」「物価が安い」「日本語が通じる」などの特長は実際に住み始めてからは少しずつ味方が変わり、声を大にして言えなくなってしまいました。
ですが人によってはハマる場所であることは間違いないので、まだ台湾に来たことがないけど台湾が気になっている方は、是非一度台湾へ足を運んでみてください。
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。