やぁ台湾師範大学で中国語を学び始めてついに2ヶ月経ちました。予定している滞在期間の1/6を過ぎ、遊んだり勉強したり仕事したりそこそこ忙しい生活を送っており、なんだかあっという間にこの台湾生活終わっちゃいそうですね。
今回は、一応1ヶ月ごとのシリーズ記事としてお送りする予定の、この台湾生活の肝と言っても良い台湾師範大学で中国語を学んで得られる中国語の上達度について書きたいと思います。
僕と同じように、外国語は英語を中学から高校までとりあえず勉強したけど全然話せないし、海外留学経験もなければ、当然外国語を真剣に勉強した経験も無し、けどこれから台湾で中国語を学んでみようかな…!と思っているアナタ。是非ご覧になってみてください。
目次
そもそも僕が台湾で中国語を学ぶ目的
現役大学生ばかりのクラスメイト達は、就職に役立つからとか将来中国語圏の国で仕事をするためなどの、将来の自分の仕事を見据えた目的があって台湾に留学しにきているわけですが僕はちょっと違います。
僕は将来的に台湾が生活の拠点のひとつとなるように、台湾で何不自由なく生活するために必要な中国語を習得するために台湾に来て中国語を勉強しています。
だから学校のテストで良い点を取る必要もないし、デジタル化が進んだ現代においては漢字も一生懸命練習する必要はない思っています。
最終的に日本で暮らししていた頃のような生活を、台湾で台湾人とコミュニケーションを取って出来るようになることを目指しています。
台湾人との会話について
最初に僕が日々接している台湾人の話をさせて頂きますが、ほとんどがこれから書く3タイプに振り分けることが出来ます。
まずは「学校の先生」、そして家にキッチンが無ければほぼ毎日お世話になる「飲食店の店員」、最後に「台湾に住む台湾人の友人」です。この方々との会話はどんな感じなのかを紹介します。
1.学校の先生
学校の先生は一番会話しやすいです。基本的に先生の言っていることは分かります。当然ですね、僕達に教えくれた中国語をそのままの発音とそのままの文法で話してくれているわけですから。
あと僕達の先生は会話のスペシャリストと言っても過言ではないくらい会話がうまいです。相手の興味のあることや好きなことを引き出すのはうまいし、まだ習っていない単語や文法は使わずに話してくれます。
ただ先生と会話ができたとしてもそれを台湾人と会話できたと考えるのは早合点です。上述したように先生は僕達が話しやすいように会話をしてくれるプロです。中国語を口に出すことに慣れたり自信を得たりする程度に留めておくのが良いでしょう。
2.飲食店の店員
飲食店の店員さんはRPGの街人さながら、ある程度その口から出てくるセリフは決まっていますので、注文時などの定型文をマスターした上でコミュニケーションがとれるようになり、どんなお店でも臆せず入れるようになりました。それでも予期せぬ場面で急に話しかけられると分からないことはあったりしますが。
今では店員さんが言ったことに対して「分からん…!」という顔をして硬直し、後ろに並んでる人を待たせることも減り、「あなた外国人? 何人? どっから来たのー?」みたいないきなり始まる世間話にも対応できるようになりました。台湾人は子どもから大人までみんなフレンドリーです。
3.台湾に住む台湾人の友人
彼らとの会話における最大の特徴は内容が当然フリーである事と今台湾で使われている生の中国語が学べるということです。つまり本当に使える中国語を学びたいならば台湾人の友人の存在は必要不可欠です。台湾人の友人は日本にいながらでもつくることは出来ます。
そんな形で友人とのフリーな会話を繰り返し繰り返し行ってきて、今では必要最低限の意思疎通は出来るようになってきました。アレしたいとかコレ食べたいとかこれどう思う?とかあそこへ遊びに行こうとか。
台湾に引っ越してきて間もない頃は、友人が話す度に「えっ?」と聞き返していた僕ですが、今では聞き返す回数も徐々に減ってきていて、文法を正しく使った上で会話をテンポよく展開出来た時は、バレーでレシーブからトスを上げて相手のブロックをかいくぐり華麗にアタックが決まった時のように気持ちが良いです。
ただ「友人の友人が妊娠した」という話や「台北のクラブにいる台湾人女性は西洋人好きが多い」などのやや突っ込んだ話をされた時はさすがに難しかったです。けどこういう話題を選ばずガンガン話を降ってくれる友人が周りにいると本当に勉強になりますよ。
30歳近い年齢から始める中国語学習は実際どうなのか
僕のクラスには19~22歳の現役大学生のクラスメイトが6人おりまして、そしてぴょんと飛んで29歳の僕がいます。
留学前は「やっぱり若い人の方が脳みそ柔らかくて吸収が早いだろうし、30歳手前の自分に新言語の習得なんて出来るのか…」と不安を抱いていましたが、今のところは若い彼らに遅れを取っているわけでもなく全く問題はありません。
若い人たちが1時間で覚えることに対して、少し年齢の高い僕がそれを覚えるために2時間必要なら、毎日1時間余分に勉強したり台湾人と会話すれば良いだけです。
中国語のリスニングについて思うこと
ただ若い若くないに関係なく、何故か英語圏(というか日本人以外と言っても良い)の人達は違う言語なのにリスニング能力が非常に高いです。
漢字の書き取りや文法とかは全然出来なかったり、そもそも勉強しないような人でもリスニングだけは抜群に良いというパターンはよくあることなので、英語と中国語は言語のリズム感が一緒なんでしょうか。
彼らはシームレスに会話を進めることができるのに、日本人だけは基本的に先生から中国語で言われたことに対する反応がワンテンポ遅いため、少し嫉妬を覚えます。中国語の前に既に英語を日常会話レベルまで上げた人はまた違う結果になってくるのでしょうか。
ただ、これも中国語での会話が当たり前になり、リスニングが習慣づけばいつか必ず追いつけるものだと信じてます。
中国語を学んで2ヶ月のまとめ
少しずつ会話が少しずつできるようになってきました。と言ってもまだまだで、例えば病院に行ってお医者さんに病状を説明したり、銀行に行って何か手続きをしたり、美容院で自分のしたい髪型を美容師さんに細かく伝えたりするには不十分でしょう。
学校で新しく学んだことは、台湾人の友人との会話やLINEで使ってみたりと台湾人との交流を有効活用するなど、インプットからアウトプットまでの流れは毎日欠かさないようにしているので、それをしっかり続けていきたいなと思っています。
あと今は「よっしゃ中国語で会話するぞー」というスイッチを入れてあげないと、中国語が出てこない時があるので(日本語でも勿論そういうことありますけどね)、脳と身体を中国語で動かせるようにしていきたいです。
3ヶ月がある程度は会話が出来るようになるひとつの節目と言われていますが、それは要するに中国語脳が出来上がるってことでしょうか。残り1ヶ月でどうなるか不安もありますが日々成長する自分を楽しみにしている節もあります。それではまた1ヶ月後にお会いしましょう。
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。