台湾に中国語の語学留学生として長期滞在するために台北駐日経済文化代表処(いわゆる台湾の大使館)へ必要な語学留学用の停留ビザを申請しに行ってきました。
今回は台湾の停留ビザについて簡単な説明するとともに、語学留学用の停留ビザ申請に必要なものや取得までの流れをご紹介します。どうぞご覧ください。
目次
停留ビザ(停留査証)とは?
台湾に連続で90日間以上滞在する場合は「停留ビザ(停留査証)」と呼ばれる短期ビザが必ず必要です。
停留ビザを持たずに台湾に連続で90日間以上滞在していると罰金が課せられ、法により再入国を禁じられる可能性もあるので気をつけましょう。
ちなみに日本人はビザ無しでも90日以内ならば台湾に滞在することが可能ですが、今回申請方法を紹介する停留ビザを持っていれば滞在期間を最大180日間まで延長することができます。(180日以上連続で滞在する場合は居留証が必要です。)
よって台湾で語学留学を考えている方でも、90日間以内の短期留学ならば今回紹介する停留ビザの申請はしなくても一応問題はないということです。
ただ個人的な考えとしては、帰国日が明確に決まっている場合を除き、台湾に引き続き滞在したくなる可能性も考慮して、台湾の語学学校へ通う場合は停留ビザを持った上で台湾に滞在したほうが後々便利だと思います。
語学留学用の停留ビザ申請に必要なもの

1. パスポート原本+コピー3>
2. 停留ビザ(停留査証)申請書
線上填寫簽證申請系統というWebサイトで事前申請が必要です。申請が済んだら申請書を印刷し、直筆のサインを入れることで書類が完成します。
3. 証明写真2枚(4.5cm x 3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの)
4. 留学先の語学学校の入学許可書+コピー
語学留学の場合は、台湾で認可されている語学学校の入学許可書の原本とコピーが必要です。
留学先が台湾師範大学の語学学校の方は、下記の記事に入学申請に必要なものや入学申請手順をまとめていますのでご参考ください。
5. 銀行や郵便局の銀行残高証明(英訳、3ヶ月以内に取得したもの、50万円以上の残高)
発行機関の印鑑の押印或いはサインがあり、発行日から3ヶ月以内のものを用意します。
6. 学習計画書
台北駐日経済文化代表処の公式サイトに専用のフォーマットが用意されているので、こちらの用紙に中国語学習の動機と学習計画を書いたものを用意します。とびきり変なことを書いていなければ問題ないでしょう。
7. 住民票又は運転免許証の両面コピー
8. 手数料
停留ビザの手数料は申請するビザのタイプによって値段が変わります。
- シングルビザ:7,700円
一度台湾に入って出国した時点で停留ビザは失効 - マルチビザ:15,300円
期限内ならば停留ビザを保持したまま何度でも台湾へ出入り可能
費用が倍くらい変わるので、留学期間中は台湾を離れないことが決定していて、少しでも節約したい方はシングルビザにすると良いでしょう。
ただ、個人的には万が一日本に突然帰らなくてはならなくなった場合に備えてマルチビザを取得しておくのをおすすめします。
※ビザ申請に必要なものは変更になる場合があります。申請の際は事前に台北駐日経済文化代表処の停留査証ページを必ず確認してください。また手数料に関しても同様に変更になることがありますので台北駐日経済文化代表処の旅券、査証、証明関係手数料のページから最新の情報をあわせてチェックしてください。
申請場所

僕は当時東京に住んでいたので目黒駅から10分程度歩いたところにある台北駐日経済文化代表処に行ってきました。
日本国内には他にも、大阪、福岡、那覇、横浜、札幌に分所があります。分所の住所は台北駐日經濟文化代表處簡介からご覧ください。
それぞれ管轄する行政区画範囲が定められているので、自分が住んでいる所の近くに台北駐日経済文化代表処がない場合はどの分所で申請する必要があるのかを確認しましょう。
申請の流れ

- 最寄りの台北駐日経済文化代表処の窓口申請の予約方法に従い、窓口申請を予約する。
- 申請書と必要書類をパスポート・ビザ受付窓口に提出し、不備がなければ手数料支払用紙を受け取る。
- 手数料受付窓口で手数料を払い、控えをもらう。
- 翌日以降に改めて台北駐日経済文化代表処へ行き、パスポート・ビザ受付窓口に控えを出してパスポートとビザを受け取り、その場でビザの内容に誤りがないか確認する。
以上が言語留学用の停留ビザを取得するまでの流れです。窓口は基本的に台湾人の職員が対応してくれますが、日本語が堪能なので中国語は一切必要ありません。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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